足の悩みは歩き方で改善する?スニーカーを履いたときの正しい歩き方と健康への影響
足に何かしらの悩みを抱えているときに、スニーカーのサイズが合っていないことを疑う人は多いでしょう。しかし、悩みの原因は歩き方にあるかもしれません。正しい歩き方を学べば悩みは解決する可能性が高いです。
靴底の減り方と正しい歩き方で足の悩みを解決しよう
普段は何も考えずに歩いている人が多いのではないでしょうか。人によって歩き方は異なり、それぞれに歩き方の癖というものがありますよね。その歩き方の癖を分析することによって、足の悩みや身体の不調の原因を知ることができます。
#スニーカーの内側が減っている場合
スニーカーの靴底を見たときに内側の減りが大きいケースがあるでしょう。靴底の内側が減ってしまう場合は内股やX脚になっている人が多い傾向にあります。このタイプは猫背で歩くことが多いので、腰痛に繋がる可能性が高いです。内股の状態で歩くことで足が曲がってしまうという悩みにも繋がります。
#靴底の外側が減っている場合
外側を中心に靴底が減ってしまっている人は、がに股で歩いてしまっている可能性が高いです。足の外側に重心があるので、足の外側の筋肉だけが痛むことがあります。外側ばかりを使っているので、内側の筋肉が緩んでしまうことも考えられます。かかとと足の小指だけで体重を支えているケースもあり、この場合は足の裏に魚の目やタコができてしまうこともあるでしょう。
#靴底のかかとが減りやすい場合
靴底のかかとが減っている場合は腹筋と背筋が衰えて、猫背の状態で歩いていることが考えられます。がに股の人も靴底のかかとが減るケースが多いでしょう。体重のほとんどをかかとが支える形になるので、かかとだけがズキズキと痛むこともあります。このパターンではかかとを打ち付けるような歩き方をしている人もいます。そのタイプの人は衝撃を上手く吸収できていないので、かかとだけでなく膝も痛める可能性が高いです。
#シューズメーカーが考える正しい歩き方
靴底を調べて自分がどのタイプに当てはまるかが分かったら、次は歩き方の改善を考えるのが重要です。
正しい歩き方ができれば、足への負担を軽減できるだけでなく健康にも良い影響が与えられます。正しい歩き方を考えるときのポイントは、目線と姿勢、足の動かし方です。目線と姿勢は連動しているケースが多いと言えます。例えば猫背の人は自然と目線が下に行くパターンが多く、その場合は真っ直ぐ前を向くように心掛けることで猫背が改善できる可能性も高くなります。
歩き方は靴底の減り方を参考に改善策を考えます。
外側が減っている人は内側に意識を向けながら歩きます。内側が減っている場合は外側を意識しましょう。かかとが減っている場合は体重のかけ方に注意を払います。いつもよりも少しだけ前傾姿勢を意識すれば、体重のかかり方がバランスよくなるケースが多いでしょう。
内側や外側を意識して歩くというのが難しい人は、別の考え方で歩き方の改善を狙います。具体的な改善策の1つが膝の曲げ伸ばしを意識することです。靴底の減り方が偏っている人は膝を上手く使えていないことが多いと言えます。足を大きく上げて、しっかりと膝を曲げておき、足を下すときに膝をしっかりと伸ばします。そうすることによって膝がクッションの役割を果たすようになるので足への負担が軽減されます。
歩幅を大きくして歩くことも意識しておけば、自然と上手な体重移動ができるようになるでしょう。
正しい歩き方を身につければ足の痛みは改善される
足が痛いという人は歩き方が悪く、足への負担が大きくなっていることが多いです。正しい歩き方を身につけることができれば足への負担が軽減されて、痛みも緩和されるようになるでしょう。