リモートワークで冷え切ってしまう足

リモートワークで冷え切ってしまう足にはどう対処するべき?

リモートワークをするようになってから、足の冷えが気になり始めたという声は少なくありません。ここでは足を冷やさないための生活習慣について説明していきます。

なぜリモートワークは足が冷えやすいのか

#働き方の変化により冷えやすい身体に
リモートワークとは一般的に在宅勤務のことを指しています。通勤する必要がないので通勤時間の節約になり、さらに人間関係による悩みが発生しにくいなどのメリットがあるのです。一方で在宅勤務はモニターで社員とやり取りをする反面、会社と違ってすぐ近くに社員がいないことから、気の緩みが発生しやすい働き方でもあります。身体を大きく動かさずに椅子に座ったままの状態だと、全身の血行が悪くなってきます。当然ながら足先の血液循環も悪くなりますから、特に身体が冷えやすい人は注意してください。

#小休止を取る必要性とは
足の冷えを防止するためには、1時間ごとに10分の小休止を取りましょう。簡単な掃除や家事をすれば、身体を動かすことができます。体操やストレッチをして停滞した血液の循環をサポートしていく対策も役立ちます。小休止を取らずに作業を続けていると、血流停滞によって老廃物が溜まりやすくなり、肩こりや頭痛・むくみなどの発症率が高くなるので要注意です。座った状態は楽だと思われがちですが、実は心身に大きなストレスがかかっています。自律神経の乱れ、ターンオーバーの崩れなどを誘発する可能性があるのです。

#身体を動かせば温活できる
リモートワークが習慣化すると冷えが重症化し、取り除くのが難しくなってきます。ひとたび冷え性体質に変化してしまえば、簡単には元に戻せなくなります。冷え性体質に傾けないためには、毎日運動をする習慣を身につけましょう。1日に30分のウォーキングをする、なるべくクルマを使わずに歩く、などの対策をしてください。

トレッドミルなどのトレーニングマシンは、畳一畳程度のスペースがあれば設置できるものが多いです。こうしたマシンがあれば天候に関わらず、気の向いたときにいつでも運動ができます。ウォーキングをするときは腕と脚を動かすので、全身をバランスよく使えますし、身体の軸を調整するメリットも期待できます。特に肩こりや腰痛が気になる人は、運動習慣を実践してください。

#マッサージ器具で身体のメンテナンスを
マッサージ器具で全身をほぐすという方法も冷え対策に役立ちます。普段あまり動かさない部位は、血液やリンパの流れが悪くなります。また筋肉が凝り固まって硬くなった部位も冷えが発生しやすいです。全身マッサージで筋肉をほぐせば基礎代謝が活性化し、カロリーの燃焼力を高められるのです。その際には熱エネルギーが発生するので、全身を効率よく温められます。リモートワークに従事すると身体が冷えやすく、また硬くなりやすい問題があります。1日15分ほどマッサージ器具で身体をほぐしてあげましょう。

#なぜ足は冷えやすいのか
足という部位は心臓から遠いので、血流が停滞しやすい特徴があります。それゆえ他の部位はまったく冷えを感じないのに、足だけ冷えるという人が多いのです。リモートワークは特に足を冷やしやすい習慣なので、作業中は足温器を使用するといいでしょう。足を温めれば全身に温浴作用が及ぶので、冷えによる体調不良、むくみなどが気になる人に適しています。さらに効率的に温めるなら足浴が役立ちますが、お湯の中に足を入れるので自宅に訪問者が来たときにすぐ対応できないなどのデメリットがあります。足浴に関しては就寝前に20分だけ行うなど、リラックスタイムのお供として活用してください。

#身体を冷やす意外な習慣とは
知らず知らずのうちに足が冷える生活習慣を続けている人は少なくありません。家にいるのに足が冷えるという人は、室内を素足で移動していることが多いです。靴下を履いている人は素足の人と比べれば冷えにくいですが、床が冷たいと少しずつ影響を受けます。冷えは足から全身に広がるので、家にいるときはスリッパを履きましょう。床から近い場所は冷える傾向があるので、足は特に冷えやすいと考えてください。スリッパを履くことで地面と足が接触するのを防げるため、足を清潔にするうえでも役立ちます。

#冷え防止よりも温活を
冷えを解消するためには、冷えから遠ざければ大丈夫と考える方は多いですが、この方法だけでは不十分です。冷え防止を徹底しても、すでに冷えてしまった部位を温活するのは容易ではありません。冷えた部位は積極的に温めていく必要があるので、毎日1回は入浴してください。38~40度くらいのぬるめのお湯でも、20分程度入浴すれば全身が温かくなります。全身浴はのぼせやすい、心臓に負担がかかるので心配といった方は、半身浴を試してみてください。身体は上半身より下半身から先に冷えていく性質があるので、まずは下半身を温めることがポイントです。



#靴が合わないとさまざまなトラブルが
靴は自分に合ったものを選んでください。歩きにくい靴は身体のバランスを悪くし、関節に負担をかける原因になります。また血行障害を招くこともあり、それが冷えやむくみにつながるのです。健康維持のためにウォーキングをしていても、歩きにくい靴、サイズが合わない靴などを着用していると思うようなメリットを期待できません。新しい靴を購入したときは、なるべく慣れた道を歩くようにしてください。慣れない道を歩くことが原因で、足の疲労や冷えを招いてしまう可能性があるからです。

足を温める習慣を実践しよう

毎日のリモートワークで足が冷えている方は、温活をして身体を温めてください。自分に合った靴を見つけることも、足のトラブルを防止するために大切です。

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